よみがえる気持ち

私事により、新年の祝詞は控えさせていただきました。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年は様々な意味で激動の年でしたが、今年はどんな年になるのでしょうか。
いつもと変わりない、おだやかな日々を過ごせることの幸せを誰もが望む年となると思いますが、一方で今年の干支である辰のごとく、大きく高く飛躍することへの願いもまた、強く胸に秘められているのではないかと思います。

正月に実家に帰省し、また少し自分の記憶の残滓を処分してきました。
新しかったものも少しずつ、しかし確実に古くなり、やがて必ず消え失せる。
古いものを掃除すると、そのことを考えずにはいられません。
しかし、一時の悲しい気持ちが過ぎ去った後には、またフレッシュな気持ちがよみがえって来ます。

これから何かを作る時、長い時間の先を想像し、それがどんな風に朽ち果てていくのかを積極的に考えられるといい様な気がしています。