抗い

HAPPY NEW YEAR 2025

新年おめでとうございます。

昨年は電光石火の如く過ぎ去った1年だったような気がしますが、思い返せば色々とあり、充実感もありました。

1年が過ぎると、当然ながら、これまで生きて来た年数が1年増えると同時にこれから生きる年数が1年減る訳で、合わせると1年前の自分とは2年の差が開くと考える事もできます。

以前は心ときめいていた物事が急に色あせて見えたり、逆にほとんど関心のなかった物事に急に惹かれ始める時があったりするのも、「これまでの時間とこれからの時間」の割合が思いの他早く変化している事によるのかもしれない、等と考えたりします。

万物は流転し、命は絶えず新陳代謝をし、永遠に変わらない物事は何一つないのですが、人はその摂理に抗おうとするものですし、その抗いの堆積が歴史と文化を創ってきたのかもしれません。

抗い方は人それぞれですが、自分はどうかと考えると、不遜ながら、なるべくみっともない抗い方はせずに、空気の様に鳥を助け、水の様に魚を助ける様な、そこに確かにあるけれどもある事を感じさせない様なモノ・コトを創る事を目標とできたらと思います。

本年もよろしくお願い申し上げます。