木と土と

花鳥風月展

今月24日の日曜日に、福岡市天神の新天町にある「ギャラリーおいし」で開かれていた「花鳥風月展vol.2」を観てきました。
木工作家の松永慎一郎さんと、唐津焼陶芸家の伊藤雅晃さんの共同作品展です。

松永さんとはその昔、当時背振山にあった、ある会社の木工房で初めてお会いしてお世話になって以来の仲で、今回久し振りにお会いして昔話をしたりしました。
現在、福岡市西区で「伝工房」を主宰されています。

松永さんの木工作品は、セオリーにとらわれない自由な造形と、見えない所で生かされている緻密な加工技術が特徴的です。

今年に始められたご本人のブログでは、時々木工の加工技術や制作過程についてのお話などを投稿されているので、木工に興味のある方はぜひ訪れてみて下さい。

NEVER GIVE UP (松永さんのブログ)

ここだけの話ですが、「しんちろーⅡ」というペンネームでたまにコメントしているのは私です。

伊藤さんの唐津焼作品は、現代的な感覚をふんだんに取り入れられていて、現代の住空間にも違和感なくマッチしそうな、とても魅力的な作品でした。
現在、糸島郡志摩町で「雅楽窯(UTAGAMA)」を主宰されています。

日々、自然豊かな環境の中で制作に励まれているお二人の作品だけに、その展示スペースに身を置くと、自然の癒しをおすそわけして頂いているような、心地よい気分になり、うっかり長居してしまいそうになりました。

木と土と自然と。
天神という超人工的な街中で、心癒される時間を過ごせました。