ウエス・モンゴメリーの「フルハウス」のCDを買ったのは、もう10年以上前だったと思いますが、あまり聴いてこなかったJAZZが最近妙に聴きたくなり、持っている数少ないJAZZのCDの中からこのアルバムを聴き返してみました。
聴いてみると、自分はこんな凄いCDを持っていたのか!と今さらながら感嘆してしまう程、ものすごい演奏で、それはもちろん名盤なのだから、凄いのは当たり前といえばそうなのですが、わかっていなかったことが、ようやくわかった、そんな気がしました。
どちらかというと自分は物もちがいい方で、時にそれは仇となるのですが、こんな時は捨てなくて良かったなあ、と思います。
以前から知っていたものの良さが、長い時間を経て、ある時、ふっとわかる。
あるいは、見聞きしていたことの本当の意味がわかり、はっとする。
そんな瞬間は貴重だなあと思います。