良い絵

先日、たまに行くバッティングセンターで、ふと気付いたことがありました。
入口横の壁と外壁に飾られた絵が、見れば見るほど味わい深いのです。
上手い絵とは思いませんし、デッサンや構図が明らかに崩れているのですが、にもかかわらず、というかそれ故にというか、何かしら訴えかける力がこもっています。

良い絵
こちらは、入口横の壁の絵。打球の速さまで伝わってきそうな躍動感があります。

良い絵
壁面の絵1。う~ん・・・この脚はどうなっているのだろう・・・ それはともかく、ひたむきにボールを追いかける爽やかな感じが何とも良いです。

良い絵
壁面の絵2。これは、あのなつかしいマスコットキャラ・・・だと思います(ちょっと怖い・・・)。観客の歓声が本当に聞こえてきそうです。

良い絵
壁面の絵3。往年の名プレーヤー、といった風格を感じる、力強いスイングです。多分、ライトスタンドへのホームランだと思います。

良い絵
壁面の絵4。これは空振りっぽいですが、投手の球が素晴らしかったのでしょう。力負けした4番バッター、という感じです。

・・・以上ですが、これらの絵は一体誰が描いたのか、気になります。
なんとなくラウル・デュフィの絵を思い浮かべてしまいました。

良い絵とは、必ずしも上手い絵ではない。
改めてそう思いました。