ごだわり所とぬき所

表紙に惹かれて思わず手に取り、中身を見て迷わず買った一冊です。
(Discover Japan vol.2 枻出版社

表紙は特殊印刷を使ったこだわりが感じられるデザインで、陶器の質感が効果的に再現されています。
中身の写真にも内容にも大大大満足でした。これがしかも定価980円(!!)。

「ナントカ美術全集」みたいな本はとても買えない私には天からの恵みのようです。

ところで「こだわり」というのは、とても大事なことだと思います。
一見、採算度外視的行為のように見えて、実はそれが計り知れない価値を生み出すことであったりします。

時間や手間を惜しんでササっと作ったものが売れれば、それはそれでラッキーなことなのでしょうが、そこから未知数的な価値のものは生まれないような気がします。

しかし何事もこだわればいいのかというわけでもなく、こだわり所を捉え損ねたこだわりは「徒労」に終わります。
しかもこだわってばかりでは、とても気がもちません。

要はこだわり所とぬき所をちゃんと見極めることなのでしょうが、そこが難しいところなのでしょう。
私もこだわり所をバシッと押さえた爽快な仕事ができるように頑張りたいと思います。