海と茶碗

海の日に海に行きました。
先日までのじめじめした天気は嘘のようにカラッと晴れた、まさに海水浴にうってつけの日和でしたが、泳いだわけではなく、短い時間、潮風にあたりながらボーっと波打ち際や水平線を眺めただけでした。
それだけでも気持ちがスーッと穏やかになり、心身にエネルギーが漲ってくるのを感じました。
やっぱり海っていいなあ、素晴らしいなあと思います。

ところで海と聞いて連想する色といえば、はじめに青ですが、青色は一番好きな色でもあります。
理由はわかりませんが、自分にとっては一番気持ちが落ち着く、違和感のない色です。

しかし一言に青と言えども、連想する色は様々で、その時々で色んな色を想い浮かべます。
青は色の中で最もバリエーションの豊かな色なのかもしれません。
水色、紺色、藍色、群青色、縹色… それから「あお」と呼んでも「青」ではなく「蒼」と書かれたり「碧」とも書かれたりする場合があり、それぞれに独特の感覚があるように思います。
また信号機を例によく言われるように、日本には緑色を青と呼ぶ文化もありますし、時に灰色のような色も青と呼ばれることがあり、それにもまた文化的な背景がある様です。

青い茶碗

この茶碗には、様々な「青」を見ることができ、とても気に入っています。
海にはそう頻繁に行けませんが、茶碗はいつでも好きな時に眺めることができます。
茶碗を眺める・・・
齢をまた1つ重ねたせいか、そんな大人な趣味の世界へ、少しだけ足を踏み入れた様な気がしています。