令和5年の残り時間も僅かとなりました。
今年を振り返ってみますと、流れてくるニュースは、とても素晴らしく喜ばしいニュースと、とても悲惨で悲しいニュースとがあり、両極端にブンブン意識と感情が振り回された様な1年だった様に思います。
また、人間の認知能力は、実は思っていたよりもかなり頼りないものなのだと何度も思わされた1年でもありました。
認知能力が頼りない、というよりは、情報量の多さに対して相対的に頼りなくなってきた、というべきなのかもしれません。
そもそも「情報」とは事象そのものではなく、それらを伝えるだけのものであり、それが真実かどうかを確かめる術がない場合がほとんどなのだろうと思います。
しかし、無数の情報の海の中で、人は何かを真実だと思い込まなければ行動することができず、行動的であればある程、間違うリスクは高くなります。
そうしたジレンマの中で、どうすれば他者と衝突せずに共存、共栄していけるのか。
とても難しい問題をつきつけられている様に思えるこの頃です。
来年が問題の解決への糸口が少しでも見つかる様な年となりますように、切にお祈りいたします。
本年もお世話になりました皆様、ありがとうございました。